G大阪の日本代表MF遠藤保仁(30)は、次節仙台戦(14日、アウェー)の出場が微妙になった。以前から故障を抱える左太もも前筋膜炎に加え、右ひざ痛も発症。10日は仙台戦に向け練習を再開したが、途中で離れ、治療に専念した。夏場の連戦ということもあり、西野監督は「ある程度の蓄積疲労は想定しているが症状は良くない。新しい個所(右ひざ)も出てきたから」と複雑な表情だ。

 仙台戦後は、中2日で3位鹿島戦(17日)、2位名古屋戦(22日)と上位陣との対戦が続く。指揮官の思惑からすれば、中盤戦のヤマ場を前に、格下の仙台戦で大黒柱に無理はさせたくないところだろう。それでもチームは現在3連勝中と勢いを取り戻しつつあり、遠藤は「明日が試合でもやります。治せるうちに治して、仙台戦に向けてやっていきたい」と強気。岩城トレーナーは「(上位陣との)連戦をにらんだ時(仙台戦の起用は)監督の判断になる」と慎重だった。

 元日本代表のDF加地亮(30)も左太もも裏筋膜炎で、この日の練習を回避。同じく仙台戦の出場は微妙だ。西野監督は2人に関して「1日、1日、様子を見て仙台戦は外す可能性もある」と言及。中心選手2人が不在で、仙台戦に臨む可能性が出てきた。