右太もも痛を抱える日本代表MF遠藤保仁(30=G大阪)が、アルゼンチン戦(8日)に強行出場する可能性が出てきた。当初は3日の医療チェックを経て代表合流する方向だったが、急きょ予定を変更してこの日、遠征先の山形から1日早く都内に入った。患部の状態が万全でなく代表辞退も検討していたが、G大阪の西野監督との話し合いの結果、代表での活動を優先する方針になったもようだ。

 合宿初日となる4日にも、ザッケローニ新監督と会談し、アルゼンチン戦に向けた調整法を確認。遠藤本人がメッシ擁する強豪との対戦を熱望していることから、別メニュー調整をしながら出場する道を探ることになる。西野監督は「いいパフォーマンスをしているとは思えない。だが(代表に)預ける以上は向こうの判断に任せる」と説明した。