山形は25日、天童市内で軽めの練習を行った。27日の東京戦(味スタ)は、14日間で5試合の強行日程の最終戦。23日にJ1残留を決めたチームは、一方で疲労の色も濃い。次戦には小林伸二監督(50)も若手選手の起用を示唆した。有力なのが、この日21歳の誕生日を迎えたDF山田拓巳。右サイドバックで出場した17日の天皇杯4回戦(対川崎F)では、正確なクロスで好機を演出。一方で最前線まで相手を追い回す粘り強さもみせた。

 東京戦には思い入れもある。5月9日のホームゲーム(0-3)。点に絡むことはなかったが「相手にやられた感じはなかった」。直後にU-21日本代表のフランス遠征メンバーへ選出された。だが最近は控えに甘んじる機会が多く「今年はこのままじゃ終われません」。若き才能のモチベーションは、まだまだ熱い。