C大阪の元日本代表MF家長昭博(24)が、スペインの名門Aマドリードと移籍交渉を行っていることが1日、分かった。既に交渉は大詰めに入っており、順調なら今季最終節となる4日の磐田戦(金鳥スタ)後にも発表される見通しだ。

 関係者は「近いうちにアトレチコ(Aマドリード)に決まりそうだ」と明かした。G大阪ユース出身の家長は、プロ入り直後から欧州挑戦を希望し、最近ではディナモ・ザグレブ(クロアチア)の調査も受けていた。大分時代の08年オフにはプリマス(イングランド2部)の入団テストを受けながら、労働査証の問題で移籍は実現せず。C大阪に期限付き移籍した今季は、不動の司令塔としてJ1昇格1年目のクラブを上位争いへ導いている。

 過去、世界最高峰リーグと呼ばれるスペインに移籍した日本人はFW西沢、城、大久保、中村俊の4人だけ。家長は関係者に「セレッソを出て(夢に)チャレンジしてきます」と漏らしているという。早ければ年明け1月2日ラシン戦が、デビュー戦になる。