仙台の取締役会が26日、行われた。白幡洋一社長(67)は会見で、10年度は、9800万円の赤字だった09年度から1億7900万円の黒字に転換したことを報告。11年度は支出が3億100万円増の21億8000万円になる計画と説明した。

 支出増の要因は、大型補強の選手人件費。推定年俸7000万円のFWマルキーニョスや同2500万円のFW柳沢らを獲得したことで、4億8600万円だった前期から2億400万円増の6億9000万円に膨らむ。同社長は「1ケタ順位を狙う目標達成のために必要」と強調。1試合平均1400人プラスを見込む入場料収入、広告収入の増加で捻出するとした。

 目標達成はサポーターがスタジアムに駆けつけるかどうかがポイント。勝つこと、いい試合をすることが一番だ。【木下淳】