宮間にハチミツパワー注入!

 なでしこジャパンのMF宮間あや(26)とGK福元美穂(27)が所属する岡山湯郷で、新たに蜂蜜製品製造大手の「山田養蜂場」がスポンサーになったことが14日、分かった。同社の本社が同県鏡野町にある縁で、9月1日から契約。とどまるところを知らない「なでしこ効果」で、ユニホームの胸広告や同社製品の差し入れなどでバックアップしていく予定だ。

 温泉街のなでしこに、甘くて強い助っ人が参上した。メーンスポンサーに名乗りを上げた山田養蜂場は、岡山湯郷がある美作(みまさか)市と同じ県北部の鏡野町にある。同社関係者は「以前から応援しようと話していましたが、このほどまとまりました」と明かした。契約は今月1日から複数年で、21日の調印式後に正式発表される。

 まさに救世主だ。岡山湯郷のメーンスポンサーは、業績悪化を理由に08年限りで撤退。ここ2年半は、背中、袖、パンツにある広告が、最大の胸だけなかった。岡山湯郷の黒田和則GM(65)は「すべてにおいてプラス。ただただ感謝です」と頭を下げる。新ユニホームは調印式で披露され、リーグ再開の23日アウェー新潟戦から着用する。

 バックアップはお金だけじゃない。同社は蜂蜜だけでなく健康食品や化粧品も扱う。「選手の力になるのであれば、差し入れなどもあると思います」と同社関係者。女王蜂を育てる高ミネラルの「ローヤルゼリー」や、強壮力があるといわれる「プロポリス」などがパワーアップに役立つことになる。W杯優勝からロンドン五輪切符獲得。強さとともに経済面の「なでしこ旋風」も止まらない。