浦和ユースの監督に、前なでしこジャパン監督の大橋浩司氏が今季から就任することが、10日までに分かった。昨季途中まで堀孝史監督が指揮をとっていたが、昨年10月20日に解任されたトップチームのゼリコ・ペトロビッチ監督の後を受けて昇格。その後のユースは、渡辺隆正コーチが監督を務めていた。

 ユース監督に浦和OB以外のスタッフが就任するのは、04年の菅野将晃氏以来となる2人目だ。大橋氏は02年知的障害者によるサッカー世界選手権の日本代表監督や、新潟シンガポールの監督を歴任。04年10月から、なでしこジャパンの監督に就任した。その後は09、10年とJ1大宮のヘッドコーチを務めていた。

 大橋氏は、教員としての実績もあり、サッカーだけでなくユース年代の幅広い教育ができる。昨年はユース出身の日本代表FW原口がDF岡本の左肩を脱臼させた出来事もあり、浦和は新たなプログラムの導入を検討するなど、教育に力を注いでいる。