高校サッカーから名門「清商」がなくなることが14日、事実上決定した。13年4月に庵原と統合する清水商が、新校名「清水桜が丘」となることを受け、同校サッカー部OBを中心とした「清庵地区新構想高校の学校名を考える会」が、再考を求め4万5181人分の署名とともに陳情書を2月29日に提出。この日、静岡市の定例会で陳情審査が行われた。同会の幸島宏次氏が陳情者として要求を説明。しかし昨年9月に公募し、清庵、清水桜陵など最終候補6つの中から、決めた経緯に不備がないとの判断で不採択。同氏は「公募を知らなかった人がいたのは事実」と最後まで指摘したが、12年度が清商最後の1年になる。