元日本代表DF宮本恒靖氏(35)の引退試合が16日、神戸市のホームズで開催された。日本が04年アジア杯を制した当時のメンバーを中心にした「TSUNEフレンズ」に中田英寿氏(35)がサプライズ参戦。G大阪、神戸の在籍時メンバーを中心に編成した計3チームの総当たり戦で行われた。

 G大阪の一員として緊急出場した長男恒凛(こうりん)君がPKで得点し、自身も神戸の一員として2得点を挙げた。昨季限りで17年間の現役生活を終えた元代表主将は「W杯で日本が優勝する日が必ず来る」とスピーチし「代表が強くなり、日本は成長している。泣いて終わるのではなくて(思いを)伝える場にしたかった」と語った。今後は将来の指導者を目指し、FIFAマスターと呼ばれる欧州の大学院に留学する。