今季J2で最下位となり、来季から日本フットボールリーグ(JFL)へ降格する町田を率いることになった秋田豊新監督(42)が27日、東京・町田市役所で就任会見を行った。1年でのJリーグ復帰を念頭に「町田の子供たちに憧れられるよう、戦える集団をつくる。憎たらしいほど強いチームにしたい」。熱血漢らしく堂々と宣言した。守備力とシュート精度の向上を軸に指導へあたる。

 下川社長の熱いハートが闘将をその気にさせた。11月中旬、同社長から「90分間諦めないサッカーがしたい。1年で上に上がれなければ辞めてもらう。それでもよければ今日決めてほしい」と強硬なオファーを受けた。当日の返答こそ見送ったが「社長の熱い思いが決め手だった」と翌日には快諾。電撃就任に至った。

 強化費は今季とほぼ同額で運営できる見通し。出番の少ないJリーガーを期限付きで獲得しながら戦力を維持する。秋田監督は「まずは(12月15日の)天皇杯から変わったところをみせたい」と意気込んだ。