<高円宮杯U-18プレミアリーグ・イースト:流通経大柏4-3清水ユース>◇第6節◇29日◇三保グラウンド

 清水ユースは流通経大柏に逆転負けを喫した。前半はMF望月大(3年)が2ゴールを挙げるなど、2点リードで折り返したが、後半は防戦一方の展開となり3失点。1カ月半ぶりのリーグ再開初戦を勝利で飾れず、今季初黒星となった。

 清水ユースの選手らはうなだれるしかなかった。2点リードで迎えた後半3分、PKで失点して1点差とされると、同32分にもPKを献上し同点とされた。2得点のMF望月が「受け身になった」と振り返ったように、後半は相手のパワープレーに屈し、防戦一方の展開となった。そして、そのまま流れを引き戻せず、ロスタイムに決勝点を許してしまった。開幕から続いていた連勝は5でストップ。悔しすぎる敗戦に涙を流す選手もいた。

 大榎克己監督(49)は「最初のPKで勢いに乗らせてしまった。こういう試合を落としているようでは優勝はできない」と話した。チームは開幕からの6試合で10失点。3節の東京Vユース戦以外は毎試合失点している。守備陣にけが人が続出し、中盤の選手をコンバートするなど、台所事情が苦しい中で戦ってはいるが、同監督は「4失点したら勝てない」と手厳しかった。

 とはいえ、ここまで全試合で3得点を奪うなど、攻撃陣は好調を維持している。次戦は三菱養和ユースと対戦する。MF森主麗司主将(3年)は「結果に一喜一憂してはダメだと思う。今日の負けを次に生かしたい」と気持ちを切り替えた。【神谷亮磨】