いよいよJリーグが再開する!

 東日本大震災の影響で中断されていたリーグ戦が23日から行われる。

 “亮サイドバック”いけます。山形は20日、リーグ再開試合となるC大阪戦(24日=NDスタ)に向け、山形・天童市内で練習を行い、背筋痛で戦線離脱していたDF小林亮(28)が復帰した。8対8の練習では対面した相手に腰を落としてびっしりマーク。「全然問題なく入れたと思う」。同じく肋骨(ろっこつ)を痛めていたDF前田和哉(28)と共に元気な姿をみせた。

 震災後に1度チームは解散し、1日に再開。午前、午後とハードな練習をこなし、疲労もたまった。13日、小林は背中に痛みを感じた。腰を支点に上体をねじれないほどの激痛。「ここで無理してもしょうがない」と言い聞かせ、メニューから外れた。翌日以降は、はりによる治療で患部を癒やし、今週明けに間に合わせた。故障しているDF石川に代わり、普段の右ではなく左サイドバックでの起用が濃厚。「何回もやっているし大丈夫」と心強い。

 17日のJFL秋田戦はスタンド観戦。屈辱の2-3を「相手に合わせてゆったりとやってしまった。前の選手を追い越していく動きが必要」と分析した。同じ轍(てつ)は踏まない。攻めて良し、守って良しの小林がセレッソを封じるつもりだ。【湯浅知彦】