磐田DFパク・チュホ(24)が伝統の一戦に向けて気持ちを新たにした。24日、チームは午前と午後の2部練習を敢行。21日の福岡戦で左足首を負傷したパクはこの日、午前は治療に専念し、午後はランニングなどの別メニューで調整した。柳下正明監督(51)は「骨には異常はない。明日はまだ別で、あさってには合流できるんじゃないか」と話した。パクも「まだ痛みはあるけれど、すぐよくなると思う」と出場に前向きだ。

 23日に韓国代表のメンバーが発表され、これまで選出されていたパクは落選。クラブでは今季、開幕からスタメンに定着し、MF山田とのコンビで得点するなど、好調を維持していた。それでも本人は「全く気にしていない。チャンスはまだあるし、チームでしっかりと頑張りたい」とJリーグでのアピールを誓った。

 今季は練習試合を含めると、3度目の静岡ダービー。鹿児島キャンプでは欠場したが、4月のチャリティーマッチでフル出場。お互いのプライドをかけた一戦の重要性は十分にわかっている。パクは「チームの状況もいい。ダービーだし、試合に出たいです」と力強く宣言した。【神谷亮磨】