日本代表FWで仙台MF関口訓充(25)が無期限の自宅謹慎処分を受けていたことが29日、分かった。この日、仙台市泉サッカー場で行われた練習を欠席。22日のホーム甲府戦でスタメンから外れ手倉森誠監督(43)らに異議を唱えたことが主な原因。26日アウェー清水戦でメンバーから外れ、仙台での居残り組練習に遅刻し、処分となった。来月2日の名古屋戦は欠場する。

 甲府戦では後半から途中出場。試合後、喜びの輪をつくるイレブンの中に入らず、サポーターにあいさつする際も1人でその場を去ろうとし、ふてくされた態度が見られた。手倉森監督は「今のうちに教育しておかないと。チームの和を乱した。被災地の希望の光になるという思いは試合に出られない人だって思ってる」と親心から苦渋の決断。

 関口も深く反省。数人の選手には既に謝罪している。手倉森監督は関口がこれを機にチームの主力としての振る舞いを身につけるため、直接の謝罪は時期尚早として受け付けない。復帰についても「彼次第でしょ」と未定。スタメンとして出続けたい強い思いが悪い方向に出てしまった。しっかりと全員に謝罪し、チームに戻ってくることを監督も選手も望んでいる。