J2札幌のMF芳賀博信(28)が“スクランブル復帰”を目指す。左足底筋膜部分断裂でリハビリ中だったが、札幌・宮の沢で7日、負傷後初めてボール練習を行った。約1時間半、古辺フィジカルコーチと体を動かし「まだまだこれからですが、徐々に痛みは和らいでいる」と話した。

 手術回避で早期復帰をもくろむ。6月4日大分戦で負傷。全治4週間ながら、患部の状態が予想以上に悪く、完治させるには手術が必要なほど重かった。中盤でハードワークできるチーム随一の守備職人だけに、昇格には欠かせない。石崎監督は「芳賀の守備があるとないでは大きく違う」と話しており、本人同意の上で手術は今オフ以降に先延ばしする方針となった。

 今後は再発を避けながら、19日の完全合流をメドに状態を上げていく。「ここからはスピードを取り戻すトレーニングになる」と古辺コーチ。最短で31日岐阜戦(札幌厚別)での戦列復帰を目指していく。