<J1:G大阪2-2磐田>◇第6節◇23日◇万博

 原因不明の体調不良を訴えていたG大阪のMF遠藤保仁(31)が奮闘した。引き分けに終わった磐田戦に強行出場し、前半7分にCKからDF山口の先制弾をアシストした。本来のボランチではなく、より攻撃的な2列目でフル出場。日本代表のザッケローニ監督が視察に訪れた一戦で復調をアピールした。遠藤は「もう違和感はないです。(前節)甲府戦の前後は多少、ありましたけど」とあえて前向きに話した。

 16日甲府戦後に上半身に力が入らない状態になり、血液と首の精密検査を受けた。オーバートレーニング症候群にも似た症状だった。この日は元気な姿を見せたが、西野監督は「原因が分からない。(試合後に)トリートメントと、リフレッシュをしていいサイクルを作っても突然、脱力感に見舞われる。今日は決して悪くはなかったが…」と依然として心配そう。今後も過密日程が続く。不安は完全には拭い切れない。【益子浩一】