甲府の三浦俊也監督(48)が電撃辞任した。6日の広島戦(中銀ス)を0-2で落とし、試合後の会見で「今日、負けたことで監督を辞めることにしました。最後に結果を出せずに残念。ここで責任を取ります」と辞意を表明した。後任は佐久間悟GM(48)が今季限り暫定で指揮を執る。

 甲府は降格圏内の16位と低迷。クラブ幹部は7月2日の福岡戦の敗戦後から、三浦監督と進退について話し合いを進めていた。前節の神戸戦に敗れ、この日の試合が進退を決める一戦だった。海野一幸社長(65)は「残留するには守備力が必要。三浦さんは守備に定評があったが失点が多かった」と振り返った。試合後、敗戦に怒った約200人のサポーターがスタンドに居座り、約1時間に及び応援歌を合唱。フロントへの罵声を浴びせ、海野社長と佐久間GMが拡声器で監督交代の経緯と、今後の方針を説明する一幕もあった。