磐田は17日、次節横浜戦に向けて練習を再開した。前節柏戦で右MF山田が今季4枚目の警告を受けて、次節の出場停止が決定。好調の攻撃を支えてきたルーキーの不在は、大きな痛手だ。だが、これまで控え生活が続いた選手たちにとっては、スタメン奪取のチャンスでもある。今季初のスタメン出場を狙うMF菅沼実(26)は「コンディションはいい。まずは試合に出られるように、練習からしっかりアピールしていきたい」と力を込めた。

 さらに、FW前田やMF山本康ら、前線の選手に故障者が続出するなど、主力が相次いで離脱。代役出場の期待がかかるMF船谷圭祐(25)は「試合に出たら、勝つことを目指したい。自分は得点に絡むことと、ボールを多くさわることが役割。練習からやっていきたい」。前節左MFで出場し、プロ初ゴールを決めた山本脩斗(26)も「右でも違和感なくできると思う」。

 この日の練習後、柳下正明監督(51)は「試合までに判断したい」と、メンバー編成については明言を避けた。柏戦の大勝を無駄にしないためにも、チームのピンチを全員で乗り切るしかない。【神谷亮磨】