磐田のスーパーサブが戻ってくる。20日、次節新潟戦に向けて、1日のオフを挟み練習を再開した。7日の練習中に左足首を捻挫し、全治3週間と診断されたFW金園英学(23)はチームのフィジカルトレーニングに参加。軽快な動きを見せ、復調をアピールした。柳下正明監督(51)は「復帰まではもう少しだと思う。(新潟戦の)可能性もある」と、回復次第でメンバー入りさせる方針を明かした。

 ルーキー離れした得点感覚を武器に今季はチーム2番目となる9ゴールをマーク。J史上3人目となる新人2ケタ得点まであと1ゴールに迫っている。だが、大台に“リーチ”をかけた試合から2試合連続で無得点が続き、後半戦の行方を左右する静岡ダービーの直前で負傷。それでも「痛くて足がつけない」状態から順調に回復し「確実に復帰に近づいていると思う」と強調した。

 この日も、チームがオフの午後にMF小林やMF船谷らとパス回しなどのメニューをこなし、早期回復に向けて精力的に汗を流した。金園は「早くサッカーがしたい。うずいています」と力強かった。【神谷亮磨】