強力なスーパーサブが戻ってくる。磐田は26日、明日のナビスコ杯仙台戦に向けて約1時間半の調整を行った。今月7日の練習中に左足首を捻挫したFW金園英学(23)はこの日、全体練習に合流。実戦形式のメニューでは途中で主力組に入りMF山田のクロスから得点するなど、復調を証明した。柳下正明監督(51)は「出るなら途中からだと思う」と、ベンチ入りさせる方針を明かした。

 今季はエース前田に次ぐリーグ戦9ゴールをマーク。途中出場では3得点を決めており、5月の仙台戦でも終了間際に劇的な同点弾を記録した。途中出場が濃厚だが、一発勝負の試合では展開を変える「起爆剤」としての期待が大きい。金園は「試合に出たら(コンディション)は言い訳にならない。出たらアグレッシブにいきます」と表情を引き締めた。

 チームは前田が復帰し、FW山崎も好調を維持。前節新潟戦ではFW荒田が決めるなど、攻撃陣のポジション争いが激しくなっている。金園は「いい競争ができていると思う。荒田君が決めて、自分ももっとやってやろうと思った」。パワーアップした姿を披露する準備はできている。【神谷亮磨】