G大阪が3年ぶりの「世界」へ気持ちを高めた。28日は大阪・吹田市内で4日ぶりに練習を再開。「クラブ設立20周年記念試合」の10月2日浦和戦(万博)へ向けて、2時間汗を流した。前日27日にC大阪がACLで敗退したため、J王者が12月に日本で行われるクラブW杯に「開催国枠」で出場することが確定。残り7試合で首位に立つだけに、MF遠藤保仁(31)は「全勝すれば優勝できるし、優勝すれば行ける。モチベーションをいい方に」と力を込めた。

 08年のクラブW杯で3位になった。準決勝では3-5と敗れはしたが、強豪マンチェスターUと激しく打ち合い、G大阪の名を世界に知らしめた。この日、痛めている右太ももを押さえながら練習を途中で切り上げた遠藤も「来月も休みがないのでコントロールしながら。(右内転筋痛は)問題ないです」。練習後は12試合ぶりに負けた24日甲府戦のVTRをメンバー全員で分析。“クラブW杯付き”となった6年ぶりの優勝へ、一体感も高めていた。【近間康隆】