急性へんとう炎を患ったG大阪の日本代表MF遠藤保仁(31)が「復帰テスト」を受ける。26日、大阪・万博での全体練習に本格合流し、明日28日の練習試合・大院大戦(万博)の出場が決まった。15日名古屋戦後に40度近い高熱を出し、22日山形戦を欠場。現在もベスト体重から4キロ減と本調子とは程遠く、西野朗監督(56)は「本人は良くなったと言っているが、試合の間隔がだいぶ空いているからね。(練習試合に)使うつもりです」と説明した。

 遠藤が大学生相手の練習試合に出場するのは極めて異例だ。週明けの11月1日にはW杯アジア3次予選の日本代表発表があり、現在リーグ2位につけるチームも同3日に優勝の行方を占う鹿島戦を控える。時間限定出場になりそうだが、現状を把握した上で今後の調整方針を決めるつもり。この日、遠藤は取材に応じずに無言で帰宅。仮に万全でなければ、復帰がさらに遅れる可能性もある。【益子浩一】