鹿島ユースが選手強化のため、来年3月に欧州遠征を計画している。スペインなどが候補地に挙がっており、バルセロナユースとの対戦も視野に入れ、調整に動いている。クラブ幹部は「野沢、曽ケ端に続き、定期的にレギュラーで活躍できる選手を育成したい」と意気込む。今季は初のブラジル人監督キッカ氏を招聘(しょうへい)し、本格的な育成強化に着手。大手菓子メーカー明治とアドバイザー契約を結び、栄養士から寮の食事のメニューなどアドバイスを受けている。成果は出ている。今年8月のルーマニア遠征では親善試合でRマドリードユース(スペイン)を撃破。来季は3人がトップチームに昇格することが決定し、常勝鹿島は土台固めも着実に行っている。