G大阪の西野朗監督(56)の去就が、早ければ今月中にも決まる可能性が出てきた。今季限りで契約満了となる同監督は、クラブ側との行き違いにより前日20日に「契約通りで終わりだと考えている」と退任を示唆した。G大阪の金森社長は現在、業務のためクアラルンプール滞在中で帰国後、緊急の話し合いが持たれる方向だ。仮にクラブ側が続投要請をしても引き留めは難しい状況で、12月3日の最終戦を待たずに退任の結論が出る可能性がある。

 この日、チームは休養日のためクラブハウスは閑散とした様子だった。後任監督は昨年まで清水を率いた長谷川健太氏(46)が最有力。外国人なら98年まで鹿島に所属した元ブラジル代表のジョルジーニョ氏(47)と、元大分監督のシャムスカ氏(46)も候補に挙がっている。