元日本代表FWの呂比須ワグナー氏(42)のG大阪監督就任は、早ければ週明けにも正式発表される。「呂比須ガンバ」は、一気に布陣が変わる可能性が高い。韓国代表の新潟FW■永哲(チョ・ヨンチョル=22)の獲得に乗り出していることが3日までに判明。日本代表DF今野泰幸(28=東京)にもオファーを出しており、日韓の代表2人が補強の目玉になる。

 ■と今野は、過去にも獲得に乗り出した経緯がある。関係者によれば今回は所属クラブを上回る好条件を提示しているという。さらにG大阪が保有権を持つ横浜FCの元U-23(23歳以下)日本代表のMF寺田紳一(26)と、C大阪で主軸に成長したMF倉田秋(23)の3年ぶりの復帰が確実。ブラジル人選手の獲得にも動いており、近年にない大型補強を断行する。

 一方で、今季限りで退団する選手も複数出そうな状況だ。既にMF橋本とDF高木の元日本代表の退団が決まり、MFキム・スンヨンも退団濃厚。この日、キムは「日本が好きなので日本には残りたい」と語った。この日2得点を挙げて通算15点でランキング3位に入った韓国代表FWイ・グノも、ブルガリアのメディアが同国のCSKAソフィアが獲得に動いていると報道。DF山口、MF二川、FW平井らとともに去就は流動的になっている。G大阪は大幅に陣容を変え、来季は呂比須体制でタイトルを目指す。※■は十の下に日を2つ縦に並べ、十の縦棒が1つ目の日を貫く