退任するG大阪の西野朗監督(56)が、10年を過ごした“職場”を笑顔で離れた。6日、大阪・万博練習場で最後の公式行事となる解団式に参加。式後には監督室にあいさつに訪れた選手1人1人と別れの言葉を交わした。同監督は「前の時(柏時代)はみんな泣いてくれたんだけどね。今回は誰も(泣く選手は)いないな。10年は幸せな時間だった」と淡々と話した。

 去就については年内に結論を出す。国内では浦和から監督就任の打診がある。同監督は「話を聞ける感じがある。(正式な)テーブルに着いてどう見られているかも分かると思う」と近日中に交渉に席に着く予定。