<天皇杯:横浜0-0(PK4-3)名古屋>◇準々決勝◇24日◇瑞穂陸

 PK戦の末に横浜に敗れ、シーズンを終えた名古屋ストイコビッチ監督(46)は、天皇杯の日程改革を強く訴えた。会見で自ら切り出した。

 「天皇杯のスケジュールを変えてほしい。この日程では選手のモチベーションにも大きく影響する。クリスマスは誰もが家族と過ごしたいはず。働きたくはない。真剣に考えてもらえないなら、セカンドチーム(控え組)で臨むことも考える。本当に素晴らしい大会にしたいのなら、これは“オカシイ”」。最後は日本語が飛び出した。

 現役時代に2度制した思い入れの強い大会だからこそ、黙っていられない。リーグ最終節後「トヨタ

 クラブW杯」を挟み、中17日で21日にナイターの4回戦、そこから中2日でデーゲームの準々決勝と超変則日程。ともに120分の末のPK戦。選手のコンディションも案じ、強く提言した。すでに23日の天皇誕生日に決勝を行う私案を披露済み。「メリークリスマス」と言い去った指揮官の訴えは、届くのだろうか。【八反誠】