【グアム(米国)7日=永野高輔】開幕スタメンと新愛称をダブルでゲットする。札幌の新加入MF山本真希(24)が、北海道のファンに自らのニックネームを募集した。前日6日の韓国Kリーグ仁川ユナイテッドとの練習試合はボランチで先発。攻守で奮闘し、石崎監督にアピールした。コンディションは上々だが、懸案は「山本」という名前のインパクト。移籍をきっかけに新たな呼称を付けてほしいと、日刊スポーツ読者に訴えた。

 プレーだけでなく、誰もが覚えやすいネーミングで認知度アップを狙う。「何かいいの付けてください!

 面白いのがいい。たくさん候補を挙げてくれると助かります」。チームでは「マサキ」と下の名前で呼ぶのが普通だが、あえて冒険に出る。“ニュー山本像”を築いていく心づもりだ。

 今季新加入の日本人選手はMF高柳が「イッセイ」(一誠)、GK杉山が「テツ」(哲)と名前にインパクトがあるタイプ、FW大島、前田とAKB48のメンバーに重なる姓を持つタイプの2通り。山本の場合は名字も一般的だが、下の名前も「マサキ」ではなく「マキ」と呼ばれることがあるという。「よく女の子と間違われますね」。そんなことも新愛称で解消する。

 当然、プレーでのアピールも忘れていない。仁川戦では、豊富な運動量と展開力で奮闘。石崎監督も「真希はよくやっとった」と評価した。「札幌に来たのは、試合に出て勝利に貢献するため。開幕戦は譲れませんから」。愛称だけでなく、開幕切符も貪欲に狙っていく。

 ◆山本の愛称応募方法

 はがきにMF山本の新ニックネーム案を明記し、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業を書き添え〒060・8521北海道日刊スポーツ新聞社「コンサドーレ札幌

 山本真希ニックネーム係」まで。3月8日消印まで有効。山本自身が選び、採用された読者に山本のサイン入りグッズをプレゼント。