開幕ダッシュに失敗したG大阪が、守備再建に着手した。13日、大阪・万博練習場で次節C大阪戦(17日、長居)に向け調整。寒風吹く中、主力組と控え組に分けた実戦メニューを約2時間みっちりこなした。今季初戦となった6日のACL・浦項戦、10日のリーグ開幕神戸戦といずれも3失点の完敗。前線からプレスをかける基本動作を再確認し、セホーン監督は一からチームを作り直す構えだ。

 呂比須ヘッドコーチ(HC)は「もっと激しく!」「セカンドボールを拾わないと勝てないぞ!」などと、練習を止めて繰り返し指示を出した。だが他に声を出す人はほとんどなく、雰囲気は決して良くない。練習後に同HCと2人で話し合う姿も見られたMF明神主将は「みんな精神的に自信を失って崩れていると思う。次の2試合はすごく大事。結果を出すしかない」。大阪ダービー後はオーストラリアへの長距離移動を含む中2日でACLアデレード戦が控える。試練の超過密日程になりそうだ。