清水のDF平岡康裕(26)が28日、明日30日のアウェー大宮戦完封を力強く誓った。前節鳥栖戦で右足首を負傷したが、27日の練習から完全合流。この日、完全非公開で行われた練習でも精力的にフルメニューをこなしたようで「痛みはもうないし、休んでいる場合じゃない。この2日間で順調に準備はできている」と明るい表情で話した。

 現在チームは5戦勝ちなしとなかなか結果の出ない苦しい状況で、順位は8位まで後退した。ただ、まだ焦る時期ではない。鳥栖戦では4戦ぶりにゴールも生まれ、首位・仙台との勝ち点差もまだ7。アフシン・ゴトビ監督(48)は「ここから3試合がターニングポイント。そこで勝ち点9を取れれば、再び上位にいける」。平岡も「また首位争いをするためにも、ここでしっかり0に抑えることが大事。とにかく勝ち点3を取ることだけを考えていく」と語気を強めた。【前田和哉】