<J1:G大阪1-2横浜>◇第18節◇14日◇万博

 J2降格の危機にあえぐG大阪が、悲惨な結末を迎えた。後半ロスタイムに決勝弾を浴びた。リーグ3連敗。ホームで最後に勝った4月22日清水戦以降は公式戦(ACL含む)1勝3分け9敗。J1残留圏の15位C大阪と勝ち点6差の17位のまま。状況はさらに深刻になった。

 松波正信監督(37)の進退問題も過熱した。残留へ、勝ち点1でも死守すべきだが、目先の勝利に固執して敗戦を繰り返している。指導力と、采配に疑問符が付いてもおかしくない。指揮官は「(一時は)同点にしたけれども、最後が攻めきれなかった」と力なく言った。

 梶居強化本部長は「現体制を支えていくことに変わりはない。打開策として守備の補強を進めている」と説明した。しかしクラブ首脳は、水面下で後任監督の人選に着手している。次節28日は偶然にも、昨季限りで退任させた名将西野氏率いる神戸との直接対決。7月の残り2戦で復調の兆しがなければ、松波監督が責任を問われる可能性が極めて高い。