J2山形MF宮阪政樹(23)が今日15日のホーム福岡戦で“復活弾”を狙う。前節富山戦(8日)は、左大腿(だいたい)四頭筋を負傷していたため欠場。その後は様子を見ながら調整していたが、前日13日の紅白戦は主力組で出場。今節のスタメンが濃厚となり「治ったかと言われればそうではないけど、そんなことは言っていられない」と自らを鼓舞していた。

 今日15日は23歳の誕生日。「去年は大学選抜の遠征でドイツにいた。この1年、いろんな経験ができた」。プロ入り、開幕スタメン、ゴール量産…。思い描いた目標は全て達成してきた。だが、7月15日に得点を決めたことは1度もない。「いつもだけど、狙えるところは狙っていきたい」とあくまで普段通りにシュートチャンスをうかがう。

 14日は全体練習後にFKを10本ほど確認。得意としているゴールやや左からのシュートを何本も沈め、好調維持を印象づけた。「22歳でできていたことが、23になってできなくなったら何の意味もない」。急成長を続けるルーキーが、モンテに3戦ぶりの勝利をもたらす。【湯浅知彦】