清水に頼もしい男たちが帰ってきた!

 25日、次節ホーム仙台戦に向けて練習を再開したチームに故障離脱していたFW高木俊幸(21)とDF吉田豊(22)が、完全合流した。2人は時折笑顔を見せながら午前、午後の2部練習でフルメニューを消化。対人プレーでもケガを感じさせない軽快な動きを見せた。

 高木は、5日のナビスコ杯東京戦で右太もも裏を肉離れしてから約3週間ぶりの復帰。初日を「体は大丈夫だけど、感覚がまだでした」と振り返りながらも、午後練習のミニゲームでは豪快にゴールネットを揺らした。今季、大前に続くチーム2位の8ゴール、得点した試合は全勝という「オーラ」をいきなり漂わせた。

 8月8日のナビスコ杯名古屋戦で高木同様に左太もも裏を肉離れして約6週間ぶりの合流となった吉田も、初日から飛ばした。激しいチェックからのボール奪取など、持ち前のプレーを要所で発揮。「もう痛みはない。久しぶりにみんなとやれて楽しかったです」と、笑顔を見せた。

 次節仙台戦についても2人は「早く出たいし、そのつもりで準備をしていく」と、口をそろえる。ここ2試合で1分け1敗のチームの救世主になるべく、準備を進めていく。【前田和哉】