<J1:神戸1-2横浜>◇第31節◇7日◇ホームズ

 神戸が横浜に敗れて14位から15位に転落し、J2降格圏の16位G大阪との勝ち点差が2に縮まった。先発予定だったFW田代有三(30)がこの日朝、右太ももの違和感を訴えて欠場。0-2で迎えた後半24分に相手が1人退場し、猛攻を仕掛けたが、FW都倉賢(26)が1点を返すのがやっとだった。

 これで9試合連続勝ちなし。西野朗監督(57)は目を真っ赤に腫らし「点を取れないもどかしさがある。チーム力は出し切れたと思うが、得点力が安定しないことが、拮抗(きっこう)した試合で勝ちきれない要因」と、悔しそうに振り返った。

 会場には三木谷会長も駆けつけたが、関係者によると「(状況が)厳しくなったなあ」と話したという。以前から西野監督の解任の可能性をはらんできたが、叶屋社長は監督交代について「あると思う?」と否定。「残り3試合、残留することを明確にしてやるしかない」と強調した。【福岡吉央】