<J1:C大阪2-2川崎F>◇第34節◇1日◇長居

 C大阪がJ1サバイバルに生き残った。引き分け以上で残留決定の状況で、MF横山知伸(27)が後半ロスタイムを含む2度の同点弾。通算1点だった5年目のボランチが「まさか」の2発で救世主となった。同時にG大阪と神戸がJ2降格。FW播戸は「残念極まりない…。(J2の)京都を含めて関西では唯一のJ1になるし、結果を出さないといけない」と神妙だった。

 C大阪が95年にJ昇格してから96年に京都、97年には神戸も加わった。J1で関西1クラブになるのは、J2ができた99年以降初めて。レビークルピ監督は「神戸とG大阪とは誰も想像できなかった。来季は上位3チームを狙う」と力を込めた。既に昨季在籍したG大阪MF倉田には、完全移籍でオファー済み。初先発で初アシストをマークした17歳FW南野ら、若い力も育つ。【近間康隆】