Jリーグのシーズンを3月に開幕する現行の春秋制から、欧州の主要リーグのような秋春制への切り替えを検討しているJリーグ戦略会議が、7月下旬~翌年5月下旬の日程で2016年から実施する案をまとめていることが12月31日、関係者の話で分かった。

 カップ戦を含む新シーズン制のモデルは2通りあり、ロシア・プレミアリーグのように12月第3週から翌年3月第1週まで中断するか、2月にも試合を組み込むかを討議している。中断を短くする場合、冬は北海道や東北、北信越など寒冷地のクラブのホームゲームを外す方向。

 シーズン制移行は日本サッカー協会が日本代表選手の休養期間確保などを目的に提案。Jリーグは12年10月に15年からの移行を見送ると決めたが、日本協会の担当者も交えた戦略会議で引き続き論議することになった。ことし5月をめどに新案をJ1、2の実行委員会に提出する。