2013年の“屋外初蹴り”を楽しんだ。J2山形は23日、千葉・館山でキャンプイン。インフルエンザで離脱していた相馬ヘッドコーチとDF小林は復帰したが、急性虫垂炎で20日に手術したFW林をのぞく25選手が参加した。山形ではできなかったロングボールの確認など、グラウンドを走る喜びをかみしめるように約2時間の練習。奥野僚右監督は(44)は「ピョンピョンと身も心も弾んでいたね」と笑顔で初日を振り返った。

 早朝6時15分に出発し、約8時間のバス移動の疲労も感じさせなかった。ダッシュを含めた約20分間のランニングにも、DF西河は「全然走ってない」と余裕の表情。昨年よりキャンプ前の準備期間が長く「初日としてはボリュームがあった」(奥野監督)という内容でも、全員が軽快な動きを見せた。今日24日からは、早くもボールを使った練習を増やしていく予定だ。

 練習メニューにも表れているように、今年は意気込みが違う。MF広瀬は髪を短く切り「中心選手にならないといけない年」と気合十分だ。昨季の悔しさを晴らすためにも、第1次キャンプから手は緩めない。【鹿野雄太】