タフな13年を“長友流”で乗り切る。日本代表DF長友佑都(26=インテル)の専属トレーナーを務める木場(こば)克己氏(47)が25日、仙台の鹿児島第1次キャンプを訪れてトレーニング法を伝授した。「体幹プロデューサー」の肩書を持ち、多忙を極める同氏だが、20年来の知り合いという手倉森誠監督(45)の頼みを快諾。ケガをしない体づくり、パフォーマンス向上につながる体の軸づくりをテーマに約2時間、レクチャーした。

 木場氏を招いた手倉森監督は「ケガをしない体づくりもそうだし、パフォーマンスも上がるはず」と大きな手応えを感じた様子だった。18歳の頃に同氏の指導を受けたことがあるFW柳沢は「あらためて専門的にやると新鮮味があった。まだまだ伸びしろがあるってことだよね」と笑顔。オフから長友のトレーニング法を独自に研究していたMF田村は「オレのためにやってくれたのかと思ったよ(笑い)。1歩目が速くなると思うし、当たられた時の体のブレも変わってくるはず」と話した。