磐田の2次キャンプが1月31日、鹿児島市鴨池陸上競技場でスタートした。トレーニングに先立ち、鹿児島中央駅前で歓迎式典が行われた。この日、親善試合ラトビア戦(6日)の日本代表メンバーに選ばれたFW前田遼一(31)は、鹿児島市から鹿児島黒牛ヒレ25キロと桜島大根の激励品を受け取った。チーム一の食欲で知られ「好物は肉」と公言するだけに、自然と笑みがこぼれた。今季はリーグ初となる3度目の得点王の期待もかかる。「鹿児島は食べ物もおいしいですし、温かいですし、温泉もありますし、いい所だらけです。しっかり練習して力をつけて、代表でもチームでもいいプレーできるように」と話した。

 DF伊野波雅彦(27)も代表に名を連ねた。鹿児島実時代を過ごした地に戻り「桜島は高校からよく見えて、帰ってきたなと感じる」としみじみ。「温泉も食事も質が高く、栄養と休養が取れていいトレーニングができる場所。チームでしっかり結果を残した上で代表で戦いたい」と話した。牛肉のほか鹿児島黒豚100キロ、カンパチなどの激励品は宿舎で選手に振る舞われる。式典後、休む間もなく10対10のパス回しやゲーム形式の練習に励み、約1時間半、汗を流した。【岩田千代巳】