昨年8月末に左膝前十字靱帯(じんたい)損傷で手術を受け、リハビリを続けていた磐田MFペク・ソンドン(21)が12日、磐田市内で行われた練習に完全合流した。約半年ぶりの戦術練習に「ちょっと怖さがあったけど痛みもなかった。久しぶりの合流だったけど、自分の中でぎこちなさもなく思ったよりできた」と笑顔を見せた。

 スピードと突破力が持ち味でサポーターからの愛称は「スーパーボール」。リハビリでは、自分がピッチに立つイメージを膨らませ気分を高めていたという。2日に1回、1時間の筋力トレーニングに力を入れ、体重も1キロアップ。さらにスピードとフィジカルに磨きをかけ「ポジションはどこでもいける」と実戦復帰を心待ちにしている。「今の状態は80%以上。あと2週間ぐらいで100%に近づけられるようにしたい」と話した。【岩田千代巳】