鹿島は25日、茨城・鹿嶋市内で株主総会を行い、12年度の決算について約6800万円の純損益が出たと報告した。東日本大震災の影響による消費活動の自粛などで、約2億2000万円の赤字を計上した一昨年度に次ぐマイナス収益。この2年間で入場料などの営業収入に大きな差はなかったが、12年度はチームの人件費を削減することで費用を抑えた。今後はイベントを打ちながら集客拡大を目指していく。井畑滋代表取締役社長(61)は「チケット販売の対策はこれからもやっていく。収入に関しては、チームが優勝争いに絡むことが大前提。そうなればグッズ収入の落ち込みも戻ってくる」と説明した。