横浜の元日本代表DF中沢佑二(35)は17日、ベッカムの引退にショックを隠せなかった。横浜市内で練習後に「残念ですね。カズさんぐらいか、せめて40歳まではやると思ってた。一流選手の決断には、自分も思うところがあります」と神妙な面持ちで話した。

 ジーコジャパンに招集されていた04年には、6月のイングランド代表との親善試合(マンチェスター)で当時Rマドリードにいたベッカムと対戦している。「魔法の右足」から繰り出される直接FKを2本浴びたが、中沢はそのうち1本を頭ではじき返したことを今でも覚えている。「自分に年齢も近いし、そういう時代になったんだなあ。でも、逆に意地でも(現役を)続けてやろうという気にもなります」。スターに負けじと今日18日の仙台戦もボンバーヘアを揺らし、勇ましい姿を見せる。【由本裕貴】