札幌FW上原慎也(26)が、プロ通算100戦目での1発を誓った。20日の松本戦ではセットプレーから先制ヘッドを決めるなど、敵地5戦ぶり勝利に貢献。FW登録ながらサイドバックをこなす異色の点取り屋は24日、27日の鳥取戦に向けて札幌・宮の沢で調整。「またセットから点につなげてチームを楽にしたい」と、自身初の2戦連発を目標に掲げた。

 松本戦の後半に首を痛め途中交代したが「試合後から痛みはひいてきた。鳥取戦はいける」と意気込んだ。前節は負傷交代の影響で、後半途中からJデビューした197センチのFWフェホとの長身コラボはお預け。「90分出て今度は一緒にやってみたい。高さのある選手がゴール前に複数いれば、新しいオプションにもなる」と“UF砲”結成での鳥取討ちをイメージした。

 今季、札幌ドームで唯一勝利を挙げた4月14日の徳島戦では、1-1の後半29分にCKからヘッドで決勝点を挙げた。「久しぶりにドームでできる。自分の攻撃参加でCKをもらって、そこからまた点を狙えれば」。上原メモリアル弾で、ドーム2勝目と、11年以来2年ぶりのホーム4連勝を呼び込む。【永野高輔】