仙台DF角田誠(30)とMF富田晋伍(27)の鉄板コンビが、明日21日のアウェー大宮戦で復活する見込みとなった。19日の紅白戦では、1本目の主力組ダブルボランチに角田と富田が入った。角田自身、7月17日の広島戦以来、後半戦では初めての先発ボランチ。「前から奪いにいくのが一番確率が高い。体力的にはきついけど、きついことをせな、勝てないのがサッカー」と攻撃的守備をポイントに挙げる。富田も「相手ゴールに近いところで奪えればベスト」と話し、相方との意思疎通はバッチリだ。

 ポゼッションサッカーで暑い夏を乗り切るべく、最終ラインでボールを回せる角田をセンターバックに下げてきた経緯がある。気候的にも涼しくなり、大分戦は前線からのプレスがはまってチーム新記録の6ゴール。振り返れば、21戦不敗という大宮の快進撃をストップした5月の対戦も同様だった。手倉森監督は「カク(角田)が前に来ればよりダイナミックな展開が期待できる。(富田と)2人が組めば、より攻撃的に、強気に入れる」。秋はベガルタの季節-。満を持して、12年準Vスタイルを再び解禁する。【亀山泰宏】