柏の日本代表FW工藤壮人(23)がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦・広州恒大戦に出場できることになった。28日の新潟戦で相手DFに右足首を削られ、前半だけで交代。ケガの程度が心配されたが、29日、無事広州入り。成田空港で「ここに来ている時点で大丈夫ということです」と笑顔で話した。

 ACL決勝進出には4点差勝利か、5-2以上の3点差勝ちが必要。ハードルは高いが「5点はきびしいですけど、4点ならいけそう。根拠はないですけど」と豪快に笑い飛ばしたエース。リラックスした精神状態で現地入りした。

 ただ、新潟戦で右膝を負傷したDF増嶋竜也(28)は戦線離脱が決まり、右太もも裏を痛めた主将のMF大谷秀和(28)も中国へは行かない見通し。残り全員の死に物狂いのプレーで大勝をつかみ取りたい。