J1復帰を決めたJ2G大阪が、ザックジャパンに招集歴のある新潟GK東口順昭(27)の獲得に動いていることが22日、分かった。交渉が順調に進めば、年内に正式決定する。チームはGKが補強ポイントで来季、昇格1年目から優勝争いに参戦するため、代表クラスの実力がある守護神に白羽の矢を立てた。

 大阪出身の東口は、中学時代にG大阪ジュニアユースに所属。現在、日本代表のエースとして活躍するMF本田圭佑(CSKAモスクワ)や、元代表MF家長昭博(マジョルカ)らとチームメートだった。本田とともにユース(高校生世代)昇格を逃しており、移籍が決まれば中学時代以来の“G大阪復帰”となる。

 一昨年にはザッケローニ監督に認められ、初のA代表入りを果たしている。一方で、右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの故障を繰り返し、今年7月6日の柏戦で復帰。その後は新潟でリーグ全試合出場を続けている。滑り込みで、14年W杯ブラジル大会のメンバー入りを目指している。

 長谷川健太監督(48)の続投が内定しているG大阪は、今季全試合出場のGK藤ケ谷陽介(32)が退団の可能性が高い。FW平井将生(25)も移籍濃厚。血の入れ替えを進めていく。