<ACL:全北現代3-0横浜>◇1次リーグG組◇26日◇韓国・全州

 横浜は韓国で全北現代に完敗した。前半は何とか耐えたが、後半に入り16分からの約10分で3失点。黒星スタートで22日のゼロックス杯広島戦から公式戦2連敗となった。

 防戦一方だった。0-0の後半10分にFW伊藤翔(25)の惜しいシュートはあったが、時間の経過とともに点差が開いた。樋口監督は「勝ち点1でも持ち帰りたかったが残念。あらためてACLは厳しい戦いになると感じた」。9年ぶりのアジアでの戦いは最悪の船出。0-2で敗れた広島戦を受け1トップの伊藤ら移籍加入した3人をスタメンに抜てき。先発をテコ入れしたが実らなかった。

 DF中沢佑二(36)は「2、3点目はいらなかった」と悔やみ、MF中村俊輔主将(35)は「アウェーでも1つか2つ希望が見えないと。それがなかった」。広島戦から2戦で5失点。3月2日の大宮とのJ開幕戦に向け、不安は募る一方だ。