仙台は今日6日、アウェー浦和戦で今季初勝利を狙う。2日のナビスコ杯甲府戦で胃痛を訴え、後半10分に途中交代したMF梁勇基(32)は「前日(1日)の夜から調子が悪かったけど、試合ができない状況ではなかった。今はだいぶいい」と回復。5日の練習でも主力組の左MFに入り、開幕6試合連続のスタメン出場が確実となった。

 浦和撃破のイメージはできている。基本システムは3-4-2-1だが、流動的にポジションを変えてくる相手に対して「攻撃は前に人数をかけてくるので、絶対にスペースはある」。着実に迫力を取り戻し始めている得意のカウンターで仕留めるつもりだ。

 昨年11月の対戦では2度リードを奪われながら、後半終了間際に追いつき執念のドロー。2得点に絡んだ司令塔は「あの時の後半のイメージを持って臨めればチャンスはある。1つ勝てば大きく変われると思っている」。背番号10の右足で、今季未勝利の悪い流れを断ち切る。【鹿野雄太】