右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で離脱中の清水FW長沢駿(25)が13日、三保のクラブハウスで本格的なリハビリを開始した。

 先月25日に手術を受け、今月5日に退院。経過は順調のようで、この日から可動域を広げるリハビリに加えて筋力トレーニングもスタート。腹筋など、約1時間ほど上半身の強化に励んだ。「みんなに会うのも楽しみで、ここに来る道からわくわくしていた。強い体を作る期間だと捉えて、進化できるようにやっていきたい」と笑顔を見せた。

 入院中には清水の選手をはじめ、元チームメートの横浜FW伊藤翔や同MF藤本淳吾も病院を訪れ、激励されたという。クラブから発表された全治までの期間は8カ月だが、長沢は「けがした直後は、神様なんていないと思ったけど、いろいろ声をかけてもらって気持ちも切り替えられた。半年後をめどに、1日でも早い復帰を目指していきたい」と力強く話した。【前田和哉】