J2磐田は4日、磐田市内で、7日のホーム水戸戦に向けて調整した。MF山田大記(25)が恥骨痛で別メニュー。MFペク・ソンドン(22)が右足首捻挫で練習を切り上げており、ドリブルが武器のFW山崎亮平(25)が2列目で先発する可能性が出てきた。

 山崎は「どういう形であれ、しっかりと自分のできることをやれるように準備したい」。第2節讃岐戦で山田の代役として出場し2得点。そこから6試合先発も務めた。途中出場でもスピードあるドリブルでエリアに進入し相手を脅かしている。「ドリブルで(相手を)はがせば、どんどん相手のマークもずれてくる。パスで崩すのも大事だけど、個でマークを外してどんどん、相手を崩していければ」と意欲を見せる。

 前節ではロスタイムに惜しいシュートシーンもあった。チームは6試合連続で1得点にとどまり「あれを決めていればチームが勝っていた。チームとしてシュートは打っている。そこで決定力、打っても入らないならもっと打たないと」と見据える。ロンドン五輪代表候補としてともに戦った山口蛍らがW杯メンバーとして活躍していることも刺激で「単純に悔しい気持ちもあるけど、逆に一緒にやってた仲間が大舞台でやっているのはうれしい」。

 水戸戦は磐田市内の全23の小学校の5、6年生が一斉観戦する予定だ。昨年は柏に0-1で敗れた。「そういう時に勝ってジュビロを応援してもらえるようにしたい」。小学生の前で、山崎の得意のドリブルでマルチ得点を見せる。【岩田千代巳】